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「チ。」第22話の名言集
チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
アニメ「チ。-地球の運動について-」の第22話、「君らは歴史の登場人物じゃない」の名言を見ていきます。
解説
何が言いたいかというと、私も仕事します
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あの人は私に、印刷機を貸してあげるって言ってくれて……
その一言は、本の内容と引き換えに引き出した言葉だし、ヨレンタさんからしたら、軽い気持ちの一言だったかもしれないけど、
でも、私にはあの声が、私の価値観への、私の未来への、肯定に聞こえた。
きっとここにいる人達も、ヨレンタさんに、この組織にそう思った瞬間があるからここにいるんだと思う。
なので、何が言いたいかというと、私も仕事します。チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
ドゥラカを逃がす作戦で隊の意見が一致し、行動を始める異端解放戦線。
その中でドゥラカはヨレンタへの思いを語ります。
ドゥラカの精神的変化・成長がうかがえるシーン。
動機は私の都合だ
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私は君の仲間を大勢殺した。
動機は私の信仰上の理由だ。
しかし今、その信仰が私の中で揺らいでいる。
もう君達を殺す正当性は、ない。
しかしそれでも君を殺す。
動機は私の都合だ。すまん。チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
自身の根幹ともいえる価値観・信仰が揺らいだ中で、命を懸けた戦闘を行うシュミット。
きっと並みの人間なら混乱し過ぎて戦いどころではないのではと思います。
動揺がうかがえますが、そのくらいで押さえている点に、シュミットの精神の強さを感じます。
今や、市民は宗教ではなく、娯楽を欲している
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私はこの先、物の個人所有が進んで、本が売れる時代が来ると思う。
今や、市民は宗教ではなく、娯楽を欲している。
大道芸から処刑にいたるまで、貪るように群がる彼らの熱狂を知ってるでしょ?
みんな刺激に飢えてます。
そこで本です。
文字は、思考に直接届く表現だ。
市民にも読みやすくすれば、きっとやみつきになる。
時間も場所も選ばないから便利だし、活版印刷を用いた本の複製は安価で、しかも恐ろしく手軽だ。
もし火が付けば、莫大な利益が生まれる。チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
現代の風刺とも言える、ドゥラカとアントニの会話。
宗教と娯楽、じゃあ現代はどちらを欲しているのかなと考えると難しいですが、2つとも人にとって大事なんだろうなとは思います。
君らは、歴史の登場人物じゃない
君らは、歴史の登場人物じゃない。
チ。 ―地球の運動について― 第22話 君らは歴史の登場人物じゃない(ABEMA)より引用
地動説が異端思想であるという解釈は、権力者の都合であったという仮説が立った第22話。
これにてノヴァクのやってきたことが崇高なことでもなんでもないということになります。
サブタイトルでもあり、本作のメタ的なメッセージとも言える「君らは、歴史の登場人物じゃない」。
娘を失ってまで仕事をしてきたノヴァクには、オーバーキル過ぎる言葉。
次話の名言
http://likiroku.com/chi-meigen-23/