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「チ。」第10話の名言集
チ。 ―地球の運動について― 第10話『知』(ABEMA)より引用
アニメ「チ。-地球の運動について-」の第10話、「『知』」の名言を見ていきます。
解説
大半の人間が読み書きできないのは、いいことなんだよ
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大半の人間が読み書きできないのは、いいことなんだよ。
文字を扱うというのは特殊な技能。
言葉を残すというのは、重い行為だ。
一定の資質と、最低限の教養が要求される。
誰もが簡単に文字を使えたら、ゴミのような情報で溢れかえってしまう。
そんな世の中、目も当てられん。チ。 ―地球の運動について― 第10話『知』(ABEMA)より引用
「チ。」は度々現代を予言する・風刺する表現が見られますが、これもそのシーンの1つかと思います。
文字に興味を持ったオクジーに対し、否定的なバデーニ。
自身は地動説を研究しどちらかというと知的好奇心を優先する側なわけですが、一方で他者が文字を読み書きすることには否定的。
ある意味でブーメラン的な発言とも言えるシーン。
「一定の資質と最低限の教養」という部分を重要視しているのでしょう。
ネットで誰もが言葉を残せる現代に対する皮肉とも言えるバデーニのセリフ。
人にはいろんな役割があるんだ
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人にはいろんな役割があるんだ。
いや、そう考えたらバデーニさんにも、バデーニさんの役割がある。
気に食わないからって、隣人にこんなに怒るなんて。
私も信徒としてまだまだだな。チ。 ―地球の運動について― 第10話『知』(ABEMA)より引用
知識の共有を否定し、自身の知識を教えることを拒むバデーニ。
バデーニの傲慢な態度にさすがに腹を立てるクラボフスキですが、その怒りを納めようと努めます。
直後、バデーニが研究を共有していた友人に裏切られた過去を知り、考えさせられます。
確かに信頼していた友人と命の取り合いになってしまっては、他者を締め出してしまうのもわからなくはありません。
腹を立てながらもバデーニを許そうとしたクラボフスキの判断は、間違っていないのではないかと思います。
そう考えると、宗教の教えは深いなと思います。
神様、合ってるかもしれません
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神様、合ってるかもしれません。
チ。 ―地球の運動について― 第10話『知』(ABEMA)より引用
地動説における地球の運動の解釈に行き詰るバデーニ。
しかし2本の釘にかけられた(オクジーの)球体のネックレスでヒントを得ます。
惑星の運動を円ではなく楕円軌道と仮定したとき、計算が合致し興奮を隠せないバデーニ。
これにて「発表できるレベルの」地動説が完成していきます。
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