カウボーイビバップ(Cowboy Bebop)について適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
カウボーイビバップの結末とその後
アニメ「カウボーイビバップ」は主要人物達がほぼバラバラとなり、再結成も難しいような演出で最終回を迎えます。
またスパイクの生死をはじめ、具体的な結末は視聴者に想像に任せる手法をとります。
このため解釈は様々ですが物語の文脈を察すると
スパイクはビシャスとの因縁を晴らした後に命を落とし、ジェットとフェイはたまに手を組む賞金稼ぎ仲間としての関係性に落ち着き、エド(とアイン)は父親に振り回されながらもかつてと同じように地球で奔放な生活をする
といった展開が考えられます。
「カウボーイビバップ」は物語が進行していく中で登場人物達の過去や伏線も比較的きれいに回収されていきますが、
全体としてはハッピーエンドともバッドエンドとも言い難い「ほろ苦い終わり方」と言えるのではないでしょうか。
解説
ビバップ号のクルー達はそれぞれ頭の片隅に引っかかる過去を抱えています。
スパイクはジュリアとの関係やビシャスとの因縁。
ジェットは警官時代とその当時の恋人。
フェイは記憶喪失。
エドは消息がわからない肉親。
アインはデータ犬という出生。
そしてカウボーイビバップという作品は登場人物達が過去と向き合っても特に今が改善されることはなく、良くて現状維持あるいは落胆に終わります。
そんなほろ苦さもこの作品の魅力だと思うのですが、
カウボーイビバップのその後は、おおむね登場人物達がかつての自分の生活に戻るような展開をたどるのではと考えられます。
このかつての生活とはつまり、
スパイクはいつ命を落としてもおかしくないマフィア(実際命を落とします)、
ジェットは(スパイクと出会う前のような)単身の賞金稼ぎ、
フェイはコールドスリープにより居場所を失くした独り身、
エドは奔放な孤児の(ような)生活、
アインは研究所を抜け出したデータ犬、
といった内容です。
主要人物のその後
スパイク
ジェット
フェイ
エド
アイン
補足記事