卯月の闇堕ち「私にはその資格がない」|青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話

 「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」をはじめ、青春ブタ野郎シリーズに関するページです。

 適宜ネタバレを含みますのでご了承ください。




卯月の闇堕ち

 私にはその資格がない。
 私も、さっきの人達と同じ。
 私の中にもいるんだよ。
 叶わない夢を一生懸命追ってるのどか達を、笑っている私がいるの。

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話 アイドルソング(ABEMA)より引用

 空気が読めるようになって自分のことを客観視できるようになり、アイドルをやっている自分に迷いが生まれた卯月。

 周りの嘲笑に対して自分の夢とどう向き合うか。その解釈が描かれる興味深いシーンだと思います。



解説

スイートバレットのライブ

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話 アイドルソング(ABEMA)より引用

 卯月が不在の中でも懸命にライブを行うスイートバレット。

 しかし通り雨と音響トラブルでライブは盛り下がってしまいます。

 そんなライブを見守る咲太。
 こっそりと観客としてメンバーを見守る卯月を見つけます。


私にはその資格がない

 私にはその資格がない。
 私も、さっきの人達と同じ。
 私の中にもいるんだよ。
 叶わない夢を一生懸命追ってるのどか達を、笑っている私がいるの。
 それに気づいたら同じにステージなんて立てない。

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話 アイドルソング(ABEMA)より引用

 自分の状況を悪い意味で客観視してしまい、そこから抜け出せなくなった卯月。


卯月への咲太の言葉

咲太「豊浜だってわかってんだよ。そんなこと。
 自分が売れてないアイドルだってわかってる。
 そんな自分を笑ってる奴がいるのを、あいつは知ってるよ。
 たぶん、他のメンバーだってそうだ。
 今のままじゃ武道館も無理だってわかってるよ。
 現実ならちゃんと見えてる」

卯月「じゃあなんで?」

咲太「それ、本気で聞いてるのか?
 僕にだって想像できる簡単な話だよ」

卯月「私、どうしたらいいんだろう」

咲太「今こそ空気を読めよ。づっきー」

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話 アイドルソング(ABEMA)より引用

 卯月だけでなく、のどか達だって現実が見えていることを話す咲太。
 現実が見えていないからアイドルができるのではなく、現実を見てもなお諦めずに挑戦をしていることを伝えます。

 それはあえて空気を読まないことでもあり、空気を読まないという空気を読むことを咲太に促される卯月。


ライブに加わる卯月

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第3話 アイドルソング(ABEMA)より引用

 そして心が決まりライブに加わる卯月。

 そのタイミングで雨がや止み音響トラブルが改善するのはさすがにアニメのご都合主義だなとは思いますが、やっぱり見ていて盛り上がるなぁと思える第3話。



本編の解説

http://likiroku.com/aobuta-santa-arasuji-3/



参考資料

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