真希の母「産んでよかった」の意味|呪術廻戦 第51話「葦を啣む」

 アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
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「産んでよかった」の意図

呪術廻戦 | 第3期 死滅回游 前編 第51話 葦を啣む(ABEMA)より引用

 第51話終盤、真希の母親は真希によって頸部を切られ、死の直前に直哉を刺してこの世を去ります。

 その際、幼い頃の真希・真依を思い出しながら「産んでよかった」と口にします。
 呪術師として評価されない真希と真依に終始冷たく接していたのに、最後になってそのような言葉を口にした母親の意図はなんだったのでしょうか。

 考察の余地を残すような演出であるため考え方は様々あると思います。

 1つの解釈として、禪院家を壊滅させるほどの力を持った真希(とそのきっかけを作った真依)に対する歪んだ誇らしさがあったのかもしれません。



解説

母親の真希・真依に対する態度

呪術廻戦 | 第3期 死滅回游 前編 第51話 葦を啣む(ABEMA)より引用

 呪具を取りに行く真希への態度なども含めると、真希の母親は父親(禪院扇)と同様に真希・真依に対して冷たかったと考えられます。
 呪力が一般人並みの真希、呪術師として力不足の真依。
 2人を「出来損ない」とする(実の親や親族にはあるまじき)態度がうかがえます。

 しかしながら、真依の死により完全なるフィジカルギフテッドとして覚醒。禪院家を壊滅させるほどの力を持った真希。

 直哉達を倒した後、真希は母親のところへ行きます。
 そして実の母親の頸部を切る真希。

 母親は助からない傷にて血を流しながら、真希との戦闘でなんとか一命を取り留めた直哉の背後に立ちます。

 直哉の背中に刃物を突き刺す真希の母。


命を落とす直前の母親の思い

 産んで、よかった……

呪術廻戦 | 第3期 死滅回游 前編 第51話 葦を啣む(ABEMA)より引用

 直哉を刺しながら自身もこの世を去る直前、「産んでよかった」と言いながら幼い頃の娘達を思い出します。

 直前まで真希達に対する愛情は一切描写されていなかったと思える真希の母。
 最期になってなぜこのような言葉が出たのでしょうか。

 死ぬ直前になって、やっぱり実の娘は愛おしいということに気づいたのかもしれません。
 そういう解釈もできなくはないですが、若干材料不足というか、あまりそういった解釈をさせる事前の描写は不足していたように感じます。

 もう少し別の解釈も考えてみたいと思います。

 母親は、出来損ないだったと思っていた娘が、一族を壊滅させるほど強くなったことに満足感があったのかもしれません。
 娘や(その娘を産んだ)自分への風当たりが強かった禪院家。そんな禪院家を壊してくれた娘。

 真希の母親は娘達を出来損ないと思いながら、同時に心のどこかで実の娘を出来損ないと評価し自分への評価も冷たかった禪院家に憤りを感じていたのかもしれません。

 そういった娘を否定する気持ちと、娘や自分を本当は肯定したい気持ちの葛藤。これらをまとめて「壊して」くれて、真希の母は「産んでよかった」という思いに辿り着いたのかもしれません。



本編の解説

http://likiroku.com/jujutsukaisen-arasuji-51/



参考資料

 
 

 
 

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