「劇場版 おいしい給食 炎の修学旅行」に関するページです。
 ネタバレも含みますのでご了承ください。
 
 
世戸口望と峰岸マルコ
『おいしい給食 炎の修学旅行』予告(AMG公式チャンネル)(youtube)より引用
映画「おいしい給食 炎の修学旅行」にて峰岸マルコに告白をした世戸口望。
 給食嫌いな件で前作「Road to イカメシ」でも物語の一端を担った峰岸。
 今作では修学旅行中に世戸口に告白されます。
 
 
 
解説
あらすじ
3年間同じクラスであったことが、告白の決意につながった世戸口。
 峰岸のことが元々気になっていたようで、修学旅行で告白することを決意。
 またそれをクラスメイトの女子達に宣言します。
3年生の修学旅行という、卒業も近づく時期に「爪痕を残したい」世戸口。
世戸口だけでなく粒来や丸本も含め、「炎の修学旅行」ではこの「爪痕を残す」という言葉が何かとキーワードになります。
 
 
結末
修学旅行先の旅館の部屋で峰岸に告白し、フラれてしまう世戸口。
実際に告白するシーンはなく、峰岸が謝ってから部屋を出るシーンだけ描かれます。
 (世戸口が知っている状態で)押し入れに隠れて告白の様子を見ていた丸本。
 告白が終わって峰岸が部屋を出た後、丸本は世戸口を心配します。
しかし当の本人である世戸口は泣くこともなく意外とすっきりした様子。
思いが募っていく中で次第に「告白をする」こと自体が目的化していた自分の気持ちに気づきます。
むしろ告白をOKされたときのほうが戸惑ったかもとまで言及しており、結果的に世戸口にとって良い結末を迎えたと言えます。
 
 
補足
「告白することが目的化していた」という世戸口の気づきがなかなか深い「炎の修学旅行」。
ある程度さっぱりした展開とコンパクトな尺で収まっていた塩梅は、個人的にはちょうど良く感じうまい構成だなと思いました。
フラれて世戸口が泣き崩れたりそこから立ち直るまでの展開を描くと少し冗長で、「給食」をテーマにした本作とは合わなかったのではないかと思います。
そう考えると、短い尺で「告白が目的化する」という青春あるあるを描いたのは、「おいしい給食」らしい「全体としてはギャグが多いけど意外と考えさせらえる」ストーリーに合っていると思います。
 
 
 
「おいしい給食 炎の修学旅行」全体の解説
 
 
 
