「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」をはじめ、青春ブタ野郎シリーズに関するページです。
適宜ネタバレを含みますのでご了承ください。
第11話の美東の名言
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自称傷ついた人達って、自分は誰も傷つけてないと思ってるからさ。
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第11話 夢見る世界(ABEMA)より引用
場の「空気」に対する葛藤を描くことが多い青春ブタ野郎シリーズ。
第11話、岩見沢寧々に関する美東の推察は解像度が高くて名シーンの1つと思います。
解説
ミニスカサンタこと岩見沢寧々
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第11話 夢見る世界(ABEMA)より引用
自身を「霧島透子」と名乗るミニスカサンタ。
その正体は思春期症候群を発症し周囲から認知されなくなった「岩見沢寧々」である可能性が濃厚となります。
第11話では福山拓海が落としたマフラーをわざわざ拾い、明らかに面識がある素振りを見せます。
モデルをやっており大学ではミスコンにも選ばれていた岩見沢寧々。
美東の指摘により、岩見沢寧々の思春期症候群発症と麻衣の復学の時期が重なっていることがわかります。
美東の推察
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咲太「自分の価値を認めてもらえなくなって……」
美織「んー……
それはちょっと違うんじゃない?
麻衣さんが現れて自分が特別じゃなくなって、いつも周りにいた自称お友達達が自分のことを笑っているのがわかったから、惨めになって隠れたんじゃないでしょうか。
今まで他人にマウントを取ってた人が負けるのって、やっぱりざまあって思うでしょ?」咲太「まあ、そうだなぁ」
美織「自称傷ついた人達って、自分は誰も傷つけてないと思ってるからさ」
咲太「それか、自分は傷つけてもいいと思ってるかだな」
美織「それが弱者の特権、みたいなね」
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第11話 夢見る世界(ABEMA)より引用
周囲から認知されない(見えない)ミニスカサンタを、咲太だけでなく美東も見えることが判明。
淡い伏線ではありましたが、確かに(赤城や美東、紗良と異なり)美東と咲太がいるときにミニスカサンタが現れたシーンはなく、盲点と言えます。
美東の解像度の高い推察に、過去に何かあったのではないかと思わずにはいられない咲太。
本編の解説
http://likiroku.com/aobuta-santa-arasuji-11/