「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」に関するページです。
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「おいしい給食 Road to イカメシ」レビュー
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」は、これまでの「おいしい給食」を裏切らない安定したおもしろさのある作品だと思います。
良く言えば「おいしい給食」の魅力や王道展開をすべて含んだ隙のない作品です。
悪く言えば(あえて批判的に言えば)、season1から続く息が長いコンテンツとして無難な作りであり、そこまで大きな試みはなかったのではないかと思います。
解説
完結編としての「Road to イカメシ」
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」は、これまでの「おいしい給食」の劇場版と比べるとより「完結編」としての色合いが強いなと思います。
具体的には演劇「ホワイトマン」や給食が嫌いな「峰岸マルコ」など、ドラマではあえて描かず劇場版に持ち越した要素がseason3は多いです。
これが人によってはあざとく感じるかもしれませんが、逆に言えばしっかりと続き物として物語が掘り下げられています。
粒来ケンの無敵さ
甘利田と「友達になりたい」と言っていた粒来。映画ではこの粒来の意図が描かれ、ある意味で伏線回収となります。
個人的には、「おいしい給食」において単に「2代目神野ゴウ」と思われがちな粒来ケンが、その枠を超えてしっかりと個性を出した点は「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」のおもしろかったポイントだと思います。
season1~3のつながり
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」は、season1・2および前作の映画からの甘利田の成長がうかがえます。
おいしい給食はドラマも映画も基本は1話完結で観ることができる気楽な構成ですが、一部の要素はつながっています。
「劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ」は単体で観てもおもしろい映画ですが、これまでの「おいしい給食」のストーリーを把握した上で観たほうがより感動できるでしょう。