「薬屋のひとりごと」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
猫猫(マオマオ)の正体
猫猫(マオマオ)は軍師である羅漢(ラカン)と妓女であった鳳仙(フォンシェン)の間に生まれ、羅門(ルォメン)によって育てられます。
羅漢は羅門の甥にあたり、(本人に非はないものの)羅漢と鳳仙の不幸なすれ違いは羅門がきっかけでもあります。
羅漢と鳳仙は猫猫にとって生みの親であっても育ての親ではないため、猫猫は羅門のことを「おやじ」と呼びます。
解説
羅漢と鳳仙のすれ違い
羅漢が都を3年離れている間、鳳仙は猫猫を出産します。
羅漢が都を離れる指示を出されたのは、羅門の一件が関係しています。
後宮で出産の責任をなすりつけられ、追放された羅門。
これにより羅漢は不本意にも鳳仙と長期間会えなくなってしまいます。
鳳仙としては子供を宿し羅漢と結ばれる算段でしたが、不幸なすれ違いとなります。
羅漢と連絡が取れず妓女を続けるしかなかった鳳仙。
子供を産んだということで妓女としての価値は下がり、危うい日々を送り梅毒を発症します。
猫猫の血筋
相貌失認でありながら、人の才能を見抜く力で異例の出世を遂げた羅漢。
囲碁や将棋に強く、凛とした雰囲気で花街でも異才の妓女であった鳳仙。
さらに祖父の弟にあたる人物は医学の天才である羅門。
このように才能に富んだ血筋であると思える猫猫。
自身も頭の回転が速く聡明ですが、親と比べればその才能もかすんで見えるのか、羅漢に対しては嫉妬心もうかがえます。
参考資料