「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
映画(グリッドマンユニバース)での六花
映画「グリッドマンユニバース」にて裕太の告白を承諾し、恋愛が成就した六花。
「SSSS.GRIDMAN」ではアカネとの関係が掘り下げられたため、あまり六花自身の裕太に対する恋愛感情は描かれなかったように思えます。
このためアニメだけでは「裕太が片思いする『無理めな六花さん』」感が強いですが、映画の描写を通して見ると、六花は六花なりに裕太とのすれ違いの恋愛に苦労していたことがわかります。
解説
映画での六花の活躍
2年になってクラスが別になった六花と裕太。
疎遠いなる一方の中、ついに告白を決意する裕太。
そんな矢先に怪獣が現れ、蓬達の世界線と交わり、再び非日常が訪れます。
「SSSS.GRIDMAN」で裕太が記憶喪失になった件もそうですが、恋愛の進展するタイミングで何かと邪魔(?)が入り待つばかりになってしまう六花。
公園で裕太と2人きりの際も、別空間から干渉するアンチ達によって雰囲気を壊されてしまいます。
いずれにせよ激化していくグリッドマンと怪獣(マッドオリジン)との戦い。
最終決戦で現実世界からアカネが手助けをしますが、六花との約束を守るためにアカネはあえて六花と対面せずに終わります。
こうして世界の崩壊を阻止した一同。
学園祭で裕太は告白し、六花の恋愛はやっと成就します。
六花の恋愛感情
映画「グリッドマンユニバース」は「SSSS.GRIDMAN」では描かれなかった「六花の裕太に対する恋愛感情」がわかりやすく描かれているなと思います。
一番わかりやすいのはみんなのアイスを買った帰り道、2人が公園で会話をするシーンでしょう。
六花の兄を彼氏と勘違いしている裕太。
これに対し、自分に彼氏がいないこと、自分から見たら裕太のほうがモテそうであることを六花は言葉にします。その後の沈黙も含め、明らかに裕太の告白を期待している六花。
「SSSS.GRIDMAN」のときも含めれば約1年間、好意を向けられ自分も意識していた相手と「進展しない関係」を続けていたのですから、六花もなかなか不器用な恋愛をしていたと言えます。
「SSSS.GRIDMAN」ではなみことはっすのイジリもあり、どこか達観しすました様子の「無理めな六花さん」。
しかし実際は蓬や夢芽に「あの2人まだ付き合ってない」と呆れられるように、不器用で等身大な女子高生であることがわかります。
参考資料