「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
ジュリオ・ディ・アンジェロとは?
イタリアチーム「ロッソストラーダ」に所属するジュリオ・ディ・アンジェロ。
言及はされないもののロッソストラーダの実質の3番手であることがうかがえ、その冷静な判断力はもっとスポットライトが当たってもよかったのではないかと思える選手です。
解説
強さ
ロッソストラーダの実力についてリーダーのカルロ、No2のルキノは作中で明言されますが、残り3人の序列については特に言及されません。
しかしながらビクトリーズとのスリーレースバトルにてジュリオが選抜された点から、少なくともカルロはジュリオを3番手として評価していることが予想できます。
蛇行運転でタイヤを温め、それでも食らいつくトライダガーにアディオダンツァを放つ冷静さは印象的です。
ジュリオの強みはその冷静な判断力であると思います。
作中でジュリオ個人としてはミスらしいミスをしていない点はポイントが高いのではないかと思います。
ルキノやゾーラのようにバトルをすることに固執する様子はなく、アディオダンツァがあくまで勝つための手段でしかないバランス感覚と的確さはカルロと共通する冷静さかと思います。
ビクトリーズ戦でアディオダンツァを一度は交わしたリョウを仕留めたのはジュリオですし、アイゼンヴォルフの一軍に唯一アディオダンツァを成功させた描写があるのもジュリオです。
ファイナルステージ1日目では、意地になってビクトリーズを攻撃しようとするゾーラ達を止める描写があります。
ジュリオの言う通り追い上げてくるアストロレンジャーズを先に攻撃していれば、結果はまた違ったものになっていたかもしれません。
2日目「勝者の条件」ではラストスパートでカルロにアディオダンツァを指示します。
結果としてアディオダンツァを封じたカルロは勝利しましたが、確かにあそこで烈とミハエルを攻撃していれば3日目のレースも有利に運んだかもしれません。
性格
ロッソストラーダのメンバーの中では比較的冷静で、特にカルロへの報連相(報告・連絡・相談)を最もうまく行えているのはジュリオだと思います。
スリーレースバトルではアディオダンツァを使うタイミングをカルロと打ち合わせしていますし、先述のファイナルステージ2日目もカルロにアディオダンツァを助言しています。
しかしカルロにこびているかとそうではなく、ファイナルステージでノーブレーキ走法を行うリスキーなカルロを批判しています。
ジュリオの立ち位置はリオーネと同様につかず離れず中立な様子がうかがえます。
このあたりはカルロに敵対心が強いルキノとも、逆にカルロに肩入れしているゾーラとも異なる点でしょう。
冷静な判断力に基づく実力がうかがえるジュリオですが、指揮能力にやや劣るのが残念なところと言えます。
ファイナルステージ1日目をはじめ、あまり周囲を自ら指揮し引っ張ることが少ない様子。
せっかく判断自体は適切なのに、自己主張が少なく受け身であるがゆえに、いざというとき周囲がついてこないのがもったいない点です。
主な登場回
補足記事