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ブレードライガーABとは?
ブレードライガーABとは、ブレードライガーにアタックブースターユニットを装着した強化仕様です。
ゾイドバトルストーリーにおいてジェノブレイカーに対抗する形で登場します。
アニメにおいても同様の経緯で登場しますが、(作画の節約のためか)途中からパージされることが多く、登場シーンは限られたものとなります。
解説
バトルストーリーでの設定
ジオラマと文章にて展開されるミリタリーなゾイドの世界「ゾイドバトルストーリー」。
ゾイドバトルストーリーにおいて、ブレードライガーABは共和国軍パイロット「アーサー・ボーグマン」のブレードライガーにて誕生します。
ジェノブレイカーにより量産型ブレードライガーが敗北した共和国軍。
これに伴いブレードライガー強化計画が始動します。
数々の強化パーツを試行する中、アタックブースターを装備した際のブレードライガーの声を感じたアーサー。
機体バランスを崩さないアタックブースターユニットをアーサーは選択し、それが最終仕様として採用されます。
アニメでのアタックブースター
バトルストーリーではアーサーのブレードライガーに装備されるアタックブースター。
アニメはバンのブレードライガーの強化のパーツとして装備されます。
しかしアニメではアタックブースターで加速、その後に通常のブースターを展開する際にパージする演出となっており、標準装備に至らない一時的な仕様となります。
この背景にはジークとブレードライガーの覚醒がありますが、やはり視聴者目線では作画の節約なのかなという若干の違和感はあります。
アタックブースターユニットの解説
アタックブースターはブースターとビームキャノンが装備されており、ブレードライガーの機動力と火力を同時に強化します。
ブレードのアームに装備されているため背部から側部に稼働することができ、取り回しが良いのが特徴です。
可動するブースターによりライガーは最高速度だけでなく旋回性も向上したことが予想されます。
ただしブースターとビームキャノンが同じ方向であるため、ブースターで加速しながらの砲撃ができないのが弱点とも言えます。
アタックブースターの大きさからビームキャノンもそれなりの威力・反動であることは想像できるため、加速しながらの射撃は想定されていないのかもしれません。
いずれにせよアタックブースターにより機動力と火力を補ったブレードライガーABはジェノブレイカーと同等に戦えるスペックとなります。
キット(玩具)でのアタックブースターユニット
初代のタカラトミー製のキットでは、アタックブースターは重すぎてブレードが付け根から外れやすいことが難点でした。
ブレードと本体をつなげる付け根はアタックブースター用の面積が広いものがアタックブースターのキットに同梱されていました。
このアタックブースター用の付け根でも少し心許ない感じが否めません。
しかしブレードと連動して動かせるアタックブースターは様々なポージングが可能で遊びがいがあり、設定と同様に「機体バランスを崩さない」見事な強化パーツと言えます。
またコトブキヤ製のブレードライガーABはブレードが伸縮するので、展開時にブースターとブレードが重ならずより迫力のあるポージングが可能となっています。