「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
カール・ヘスラー
アイゼンヴォルフ1軍メンバーであるカール・ヘスラーは、他の選手と異なりベルクカイザーのR型とL型を使い分けます。
これは当然ながらレースのルールや作戦にツヴァイフリューゲルおよびツヴァイラケーテを対応させるためです。
R型・L型が何台ずつあり誰が使っているかという点は、アイゼンヴォルフというチームの考察をおもしろくする、他のチームにはない要素だと思います。
解説
R型とL型の振り分けの考察
通常、アイゼンヴォルフのベルクカイザーの内訳は上記シーンのようになっています。
ミハエルがR型
シュミットがL型・エーリッヒがR型。
アドルフとへスラーがL型です。
R型2台、L型3台という構成です。
おそらくこの背景としては、コンビネーションに定評のあるシュミットとエーリッヒをまず対にし、ツヴァイフリューゲルおよびツヴァイラケーテを可能な状態にしていると考えられます。
同時にチームのナンバー1であるミハエル、ナンバー2であるシュミットも対にすることで、1,2フィニッシュを狙うパターンにも対応しています。
残りのアドルフとへスラーにそれぞれRとLを割り振ってもいい気もしますが、リーダーであり最も実力が高いミハエルがツヴァイフリューゲルを作りやすい状態にしておいたほうがチームとしての勝率が上がるでしょう。
このためミハエルの型を少数派の2台にし、へスラーとアドルフはどちらもL型を採用しているのではないかと考えられます。
ファイナルステージでの振り分け
これに対しファイナルステージ第2セクションでへスラーはR型を使用し、R型2台(ミハエル、へスラー)・L型1台(アドルフ)の内訳でアイゼンヴォルフはレースに挑みます。
第2セクションはテクニカルコースであり、そもそもツヴァイフリューゲルを使う機会が少ないです。
このため第2セクションではツヴァイフリューゲルは1位を決める必殺技というより、要所要所でスピードを稼ぐ補助的な技となることが予想されます。
このためミハエルより実力が劣るであろうへスラーとアドルフを対にしツヴァイフリューゲルの態勢を作ることで、実力の補強を図っているのではないでしょうか。
ただしこれまでの戦績(ロッソストラーダ戦リタイヤ、ビクトリーズ戦で気流に対応できずツヴァイフリューゲル解除)を考えるとアドルフを唯一のL型にするよりは、へスラーをL型にしたほうた良い気もします。
そうすればR型のミハエルもツヴァイフリューゲルを使える確率が上がります。
そうしなかったのはレースごとにLとRを変えるという器用な真似は、詰めが甘いアドルフより堅実な走りをするへスラーが担っているというチームの事情なのかもしれません。
ベルクカイザーとは?
本編解説