アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
アルVSキンブリー&プライドの会話
キンブリー「何かを得るためには、何かを切り捨てねばならない」
アル「あのさあ、なんで2択なの?
元の身体に戻るのと、みんなを救うの、どっちか1つしか選べないなんて変だろ?
なんで、元の身体を取り戻して、かつみんなを救うが選択肢にないんだよ」キンブリー「等価交換の法則は?」
アル「原則に縛られずに可能性を求めることも、人類の進歩には必要だと思うよ」
キンブリー「なるほど。
それが実現すれば新たな理としてこの世に認められる。ということですね。
ならばもう1つの可能性。
あなた方は戻れず、みんなも救えないという選択肢を用意しなさい」「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode52」(Abema TV)より引用
アルが賢者の石を使う、キンブリーとプライドの戦闘。
特に2人の会話は印象的で、鋼の錬金術師における印象的な会話の1つかと思います。
シーンの解説
賢者の石を使うアル
前話から引き続き賢者の石を使うアル。
等価交換を無視した錬成で怒涛の攻撃。
閃光弾を次々錬成しプライドの影の刃を無効化。
プライドを捕獲することに成功します。
人柱候補であるアルをプライド達は殺すことができません。
このため鎧の血印へは直接攻撃できないプライド達。
かといって四肢を攻撃しても鎧であるアルは賢者の石で即座に再生。
プライドにとっては生身のエドより鎧のアルのほうが賢者の石を持つと厄介と言えます。
アルとキンブリーの信念
元々言葉遣いは紳士的なキンブリーと、冷静なアル。
エドとより冷静な会話ができています。
あなた方は戻れず、みんなも救えないという選択肢を用意しなさい。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode52」(Abema TV)より引用
見る人が見ると、ワンピースのギアセカンドのような態勢のキンブリー。
いい音だ。
強い意志のぶつかり合いとは、かくも美しき音を奏でるものか。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode52」(Abema TV)より引用
「悪役でもそこに美学があるとカッコイイ」ということを視聴者に教えてくれたキンブリー。
マルコー・ハインケル・ヨキの反撃
爆風で風向きを読み、プライドの嗅覚から逃れたハインケル達。
マルコーが賢者の石でハインケルを治療。
キンブリーの喉を嚙み切ります。
そしてヨキも参戦。
弱いキャラが根性出して泥臭く戦うシーンは個人的に神シーンです。
アニメオリジナルである1期では、ヨキは根性が腐ったまま死んでしまうので、原作準拠の2期では活躍できて良き。
勇気ある逃げない人間というのは、本当に乗せやすい。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode52」(Abema TV)より引用
アル達を逃がしてしまったプライド。
しかしプライド達の目的は国土錬成陣発動のためアル達をセントラルに残らせ、人柱にするためだったので結果として目標は達成します。
キンブリーを吸収するプライド
そしてプライドはキンブリーを吸収。
ハインケルがキンブリーを盾に使った際、プライドが攻撃を止めたのはキンブリーを吸収するためだったのでしょう。
これは生きたまま吸収すればわずかでも賢者の石のエネルギーにすることができるという合理的な理由だけでなく、「食べたい」という暴食の欲求が行動原理に影響していたのではないでしょうか。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索