超平和バスターズ3部作のおすすめ
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 心が叫びたがってるんだ。
- 空の青さを知る人よ
これらは長井龍雪・岡田麿里・田中将賀の3人によるアニメーション制作チーム「超平和バスターズ」の3部作とされています。
秩父市を舞台にしたアニメ作品であるこの3つは共通するメッセージ性も多々ありますが、
個人的に最もおすすめなのは「空の青さを知る人よ」です。
超平和バスターズ3部作の解説
「超平和バスターズ」とは3部作の1作目にあたる「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」に登場する用語です。
主人公である「じんたん」達の遊び仲間のグループ名であり、制作チームの名前はここからとっています。
3部作はいずれも秩父市を舞台に描かれますが、ストーリーとしては独立したものになります。
しかしいずれの作品も幼い頃の出来事が心に引っかかっている高校生を主軸に描かれています。
作画や世界観も共通するものがあり、
超平和バスターズ3部作のどれか1つが好きな人は、他の2つも好みである可能性が高いかと思います。
そういう意味では、これら3作品は視聴者の期待を裏切らない作品と言えるのではないでしょうか。
そしてこの中で最もまとまりが良くおもしろいのは「空の青さを知る人よ」だと思います。
「空の青さを知る人よ」の主題歌はあいみょんの同名の曲になりますが、
主題歌が流れながらの主人公「あおい」と「しんの」が空を跳ぶシーンは鳥肌というか気持ちいいくらいの盛り上がりを見せてくれます。
また、他の2作が高校生までの心情を描く一方で、
「空の青さを知る人よ」はそれ以後の夢と現実の折り合いに悩む30代前後の心情が登場人物の「慎之介」を通して描かれます。
そのため、より大人も楽しめるアニメ映画に仕上がっていると思います。