アニメ「炎炎ノ消防隊」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
黒の女とは?
アニメ「炎炎ノ消防隊」の登場人物の一人である「黒の女」。
黒の女とは、伝導者と共に異界から現れたアドラバーストを持つ者です。
異界からの存在ということでその詳細は謎に包まれています。
天照に酷似した「御神体」の中で、スコップ達の住む楽園(オアシス)の維持に力を注いでいます。
黒の女の解説
作中の立ち位置
外見は非常に不気味ですが、主人公の「味方」である黒の女。
荒廃した地を再生させスコップ達を救ったり、シンラに加護を与え焔ビトを倒す手助けをしました。
見た目は怪しい・悪役なのに「いい人」である点は、作者の前作である「ソウルイーター」の死神様に共通するものがあります。
能力
黒の女は伝導者の蟲によりアドラバーストに目覚めています。
「穢れなき炎」で御神体の動力源となり、スコップ達が住む楽園(オアシス)を作りました。
容姿・性格
外見は非常に不気味な黒の女。
黒の女を慕っているスコップでさえ、その不気味さについて否定はしていません。
スコップが「お姉さん」と言っている様子から、ある程度若い見た目であることは予想できます。
外見とは対照的に性格は非常に「いい人」で、荒廃した大地を楽園に変え多くの動物の命を救います。
実際の登場シーン
私も元は人間です。
あなたやあの鬼、テンペと同じように。私は伝導者の蟲によって、
アドラバーストに目覚め、
彼女と共にこちらの世界に来ました。あなたは私と伝導者のつながりを知りたいようですが、私など、ただ彼女の気まぐれでこちらに連れてこられた存在にすぎません。
あの御神体も、250年前に、すでにあった物の1つを修繕しただけなのです。
この地に住む動物達を、
苦しみから救うために、
そのエネルギーを、
破壊ではなく創造に使い、
楽園(オアシス)を作りました。古くから人類は、
数多の宗教を起こし、
天国と地獄、
神と悪魔を思い描いてきました。異なる地で育ち、
異なる言語を話しながらも、
なぜか人類の宗教には、
神や悪魔というものが共通して存在する。もし、この世界になる様々な宗教が、
彼女の見せたアドラが元になったものだとするなら、
気も遠くなるほど昔から、
伝導者は歴史の裏で、人
類の思想を操るべく、
その手を引いてきたのかもしれないのです。いうなれば、全人類が想像した神とは、彼女が作り上げたものなのでは。
炎炎ノ消防隊 弐ノ章 第拾話 黒の女(GYAO!)より引用
黒の女については本人から第10話にて語られます。
おわりに
黒の女の「元は人間」という表現から、今は人間とは異なる存在になっていることがわかります。
この、「人間のようで人間でない」
「人間とは違うという具体的な定義や過程が曖昧」
という設定が作者らしいなあと思います。
前作のソウルイーターの「死神」や「キッド」に通じるものあります。
補足記事