アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ワイルドブラストとは?
アニメ「ゾイドワイルドZERO」の用語である「ワイルドブラスト」。
ワイルドブラストは、
ゾイドの力を解放する必殺技です。
基本的には
ゾイド固有の武器を展開し、強力な攻撃を行えるようになります。
また、
ワイルドブラストの状態のゾイドは通常時よりも運動能力なども向上します。
ワイルドブラストのライダーへの衝撃は大きく、
基本は耐Bスーツと呼ばれる特殊スーツを着用しなければ人間が制御することは困難です。
エヴォブラスト・マシンブラストの違い
ゾイドワイルドゼロにおいてワイルドブラストは、
進化解放「エヴォブラスト」
兵器解放「マシンブラスト」
があります。
前者は共和国ゾイド、
後者は帝国ゾイドが主に用います。
どちらもゾイドの野生の力・本能の力を促進しますが、
マシンブラストのほうが強制的・機械的な印象です。
このあたりは共和国・帝国それぞれのゾイドに対する思想がうかがえます。
マシンブラストを使うのは、
Z-Oバイザーという装置を取り付けたゾイドです。
このZ-Oバイザーにより、帝国ゾイドはライダーのコントロール下におかれています。
そのため
マシンブラストを発動する際は、ゾイドコアの拘束が解除されるシーンがはさまれます。
実際のワイルドブラスト
基本的には、
共和国軍のゾイドはエヴォブラストを行います。
エヴォブラストはゾイド本来の野生の力を尊重するため、
基本的には爪や牙など白兵戦向けのアクションが多いです。
一方でマシンブラストは帝国軍が行います。
こちらは重火器の使用が多いです。
しかしながら、
エヴォブラストも重火器の使用がまったくないかと言えばそうではありません。
たとえばディアス中佐仕様のワイルドライガーは、
エヴォブラストによりキャノンブルとほぼ一緒のキャノン砲を発射します。
あくまでエヴォブラスト・マシンブラストは内部構造の違いであるようです。
また、エヴォブラスト・マシンブラストはゾイドワイルドゼロから登場した用語です。
そのため前作「ゾイドワイルド」から引き続き登場し、
仕様が特に変わっていないゾイドは、
「ワイルドブラスト」としか呼称されない場合もあります。
帝国軍人が共和国ゾイドに乗るといった例外的なケースの場合も同様です。
共和国・帝国どちらにも属していないゾイドがワイルドブラストする際は、エヴォブラストなのかマシンブラストなのか。
これはそのゾイドの経緯によります。
例えば
帝国を抜けZ-Oバイザーを外したガトリングフォックスは、
バーンと共にエヴォブラストを行います。
サリーのペンダントの力で進化した
ビーストライガー・ライジングライガーもエヴォブラストです。
ちなみに
レオはサリーのペンダントの力により、
耐Bスーツなしでワイルドブラストを行うことが可能です。
おわりに
ワイルドブラストはそのゾイドの「見せ場」を作りやすく、
また玩具としても楽しみの幅が広がります。
シリーズにおいて
「ワイルドブラスト」という位置付けを作ったゾイドワイルドシリーズの功績は大きいなあと思います。
その他の記事