御園ひとみとの再会と結末|おいしい給食 炎の修学旅行 解説

 「劇場版 おいしい給食 炎の修学旅行」に関するページです。
 ネタバレも含みますのでご了承ください。




御園ひとみとの再会と結末

 楽しむなんて簡単じゃないこと、先生にはわかりませんよね。

『おいしい給食 炎の修学旅行』予告(AMG公式チャンネル)(youtube)より引用

 映画「炎の修学旅行」にて甘利田と再会し、自分の在り方を再び見つめ直すことができた御園ひとみ。

 給食交流会を通して御園は「楽しむ」ことの大切さを改めて感じ、給食をおいしく楽しく食べることを生徒達に広めようと尽力します。



解説

あらすじ

 粒来が修学旅行先でお土産として買ったせんべいを「買い食い」と解釈し、強引に取り上げた「花堺中学校」の生徒達。

 花堺中学校は御園が赴任した中学校であり、甘利田は思わぬ形で御園の再会します。

 スパルタの校風にすっかり染まってしまっていた御園。
 後ほど御園は甘利田達を自校の給食交流会に誘います。

 今の自分に対する自己肯定のために、甘利田に花堺中学の校風を見せつけ考え方を変えさせたい御園。

 土地勘のない学校の給食に興味もあった甘利田は、修学旅行の行き先変更という責任問題も承知の上で御園の提案を承諾します。


結末

 花堺中学校における御園の先輩であり、スパルタ指導を信条としている樺沢輝夫。

 樺沢は給食をしつけの一環としてとらえており、楽しく食べることを否定。甘利田と真っ向から対立します。

 粒来ら忍川中学の生徒だけでなく、花堺中学の生徒も巻き込み給食をおいしく楽しく食べることを説く甘利田。

 樺沢とは最後まで対立するものの、御園は甘利田の考えに再び影響を受けます。

 別れ際、「楽しむなんて簡単じゃない」とする御園に対し、「私だって簡単に楽しんでいるわけではない」ことや「ビクビクしている」ことを打ち明けます。

 その上で、「自分こんなもんじゃない」と自分を鼓舞していることを話し、甘利田は御園に対しても「こんなもんですか?」と問います。
 「こんなもんじゃないと思いたいです」と、御園は本心と向き合うことができます。


補足

 甘利田との再会により影響を受け、花堺中学で給食をおいしく楽しく食べることの啓発に尽力するようになった御園。

 さすがに1回の給食交流会で花堺中学の校風を変えることはできませんでしたが、その「爪痕」を甘利田はしっかり残したと言えるでしょう。

 このように、何かと登場人物達が「爪痕を残す」展開が印象的な「炎の修学旅行」。



「おいしい給食 炎の修学旅行」全体の解説

 「劇場版 おいしい給食 炎の修学旅行」に関するページです。  ネタバレも含みますのでご了承ください。 映画「おいし...



関連資料

テキストのコピーはできません。