漫画およびアニメ「烈火の炎」に関するページです。
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帝釈廻天(たいしゃくかいてん)とは
安西信行「烈火の炎」(コミックシーモア)より引用
作中の登場人物「ジョーカー」が使用する魔導具である「帝釈廻天(たいしゃくかいてん)」。
帝釈廻天は三又の矛の形状をした、重力を操ることができる魔導具です。
個人的には、初見では武器としての見た目から固有の能力を想像しにくい魔導具の1つだなと思います。
メインの登場・能力披露は裏武闘殺陣での小金井との戦闘になります。
またSODOM編でも活躍します。
解説・考察
概要
紅麗を筆頭とする暗殺集団「麗(うるは)」の中でも、精鋭の10人とされる「十神衆(じゅっしんしゅう)」。
ジョーカーは十神衆の一人であり、裏武闘殺陣では紅麗率いる麗(紅)に所属し参加します。
裏武闘殺陣では小金井と交戦。
帝釈廻天の重力結界で優勢に戦いますが、小金井が鋼金暗器の六之型「無」を習得・発動したことで敗北します。
帝釈廻天の活躍としてはSODOM編で再登場。
小金井と協力し、死四天である綺理斗の魔導具「死愚魔(しぐま)」と戦います。
さらに暴走する門都と戦闘。
紅麗との戦いで消耗していた点から門都に油断しジョーカーは致命傷を負わされます。
これに伴い、帝釈廻天の重力操作を最大限に発生させ、小規模のブラックホールを生成。自身ごと門都を飲み込みます。
こうして帝釈廻天を残しジョーカーはブラックホールの中へ吸い込まれ、事実上物語から退場となります。
考察
重力操作という性質もあってか、扱いが難しい魔導具とされる帝釈廻天。
この点からもジョーカーは実力者なのだなぁと思います。
仏教の守護神「帝釈天(たいしゃくてん)」と明らかに名前が似ている帝釈廻天。
帝釈天が使う法具「金剛杵(こんごうしょ・ヴァジュラ)」の形状に帝釈廻天はどことなく似ており、メタ的には(真偽は不明ですが)元ネタなのかなと思います。