漫画およびアニメ「烈火の炎」に関するページです。
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式髪(しきがみ)とは
安西信行「烈火の炎」(コミックシーモア)より引用
作中の登場人物「砂倉瑪瑙(さくらめのう)」が使用する魔導具である「式髪(しきがみ)」。
紙を操る魔導具「式紙」と対を成す魔導具であり、こちらは文字通り人間の「髪」を操ります。
魔道具自体の性能はそこまで高くありませんが、幻獣朗により核を体内に埋め込まれ、想定以上の力を発揮します。
解説・考察
概要
魔導具「式髪」との相性の良さから、幻獣朗により式髪の術師に選ばれた砂倉瑪瑙。
普通の女子高生である瑪瑙は当然それを拒みますが、父親を人質にとられ嫌々協力することになります。
瑪瑙の体内に埋め込まれ、本来以上の力を発揮する式髪。
最終的には(そもそも本人に戦意がないため)敗退となりますが、体内に埋め込まれた魔導具の強さを印象付ける戦闘となります。
性能
通常
通常は自身の髪を硬化させて使うような、あまり強力な魔導具ではない式髪。
陽炎も使用していましたが、自身の髪を数本抜いて針のように扱うなど控えめな攻撃力。
戦国時代の暗殺などには(自分の毛髪が武器になるのですから)確かに重宝したのかもしれません。
ただし武器が豊富な現代や魔導具同士の戦闘ではやはり頼りなさは否めません。
忍者の武器らしい奇襲に向いた魔導具と言えるでしょう。
体内に埋め込まれた式髪
幻獣朗により体内に埋め込まれると、通常以上の力を発揮する式髪。
持ち主の髪を伸ばし広範囲に攻撃を行います。
威力も通常時とは比べ物にならないほどに。
心霊医術を現代科学と言うには無理がありますが、少なくとも火影魔導具に別の技術を加えることで力を発展させたケースと言えるでしょう。
そういう意味では、(本人の人格は非道で擁護できたものではないですが)幻獣朗は魔導具の使用方法において当時以上の可能性を作り出した人物と言えます。