「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(ハガレン)のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
お父様(フラスコの中の小人ホムンクルス)の正体
お父様こと「フラスコの中の小人ホムンクルス」は、クセルクセス人によって作られた人造人間(ホムンクルス)です。
材料としてホーエンハイムの血液が使われており、彼が賢者の石で身体を手に入れた際、容姿がホーエンハイムに似ているのはそのためです。
作られた過程は詳細には言及されていないものの、物語の文脈から「フラスコの中の小人ホムンクルス」は真理の扉の一部を取り出したものと考えられます。
解説
ホーエンハイムの血液
ホーエンハイムの血液を媒介し、真理の扉から取り出されたと思しき「フラスコの中の小人ホムンクルス」。
(失敗に終わりますが)エド達も人体錬成を行った際、「魂の情報」として自身の血液を材料に混ぜていました。
ホムンクルスを作ることと人体錬成は異なりますが、少なくとも錬金術において血液は「人間のようなものを作る」上での重要な材料であることがうかがえます。
お父様と真理の扉
真理の扉を自身に取り込み、「神」(全知全能の存在)になろうとしたお父様。
クセルクセス人を賢者の石にしたことから自身も相当の知識を持った存在なのでしょうが、決して万能ではなかったことがうかがえます。
そして最終決戦。
エド達との戦いで賢者の石を消耗し、真理の扉に引き戻される形で消滅します。
「フラスコの中の小人ホムンクルス」は真理の扉が内包する膨大な知識の一部であり、(賢者の石を使って肉体などを手に入れないと)単体では扉の外で存在することができないことが読み取れます。
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索