月曜日の友達 月野の名言集と解説

漫画「月曜日の友達」に関するページです。

ネタバレも含みますのでご了承ください。




月野の名言

amazarashi『月曜日』“Monday” Music Video|マンガ「月曜日の友達」主題歌(YouTube)より引用

漫画「月曜日の友達」はセリフが詩的というか言葉選びが小説のようで、ある意味セリフのほとんどが名言なところはあります。

全2巻の「月曜日の友達」において、月野の名言だなあと思えるセリフは
1巻は月野が水谷に向けた言葉が主で、
2巻は月野が精神的に成長し自身を振り返る際の内容が多いです。



月野の名言集

第1巻

amazarashi『月曜日』“Monday” Music Video|マンガ「月曜日の友達」主題歌(YouTube)より引用

そんな小さな循環の世界の中の学校での評価なんてそこまで意味があるのかな。

かわいいとかバスケが上手いとか友達が多いとか調子(のり)がいいとかくらいで上下が決められるだろう。

君はたまたまその枠にはまらなかっただけだよ。

別に変でもいいじゃないか。

月野「月曜日の友達 1」より引用

自分は変なのかと悩み水谷に対して。


いろんな人間の大きな夢が今の豊かな現代社会を築いたんだ。

愚かな夢なんてないよ。

月野「月曜日の友達 1」より引用

「空を飛びたい」という水谷の夢に対する言葉。


水谷、君の夢を俺が叶えてあげる。

月野「月曜日の友達 1」より引用


水谷「家族なのに妙な意識があるって変だよな。」

月野「変じゃないよ。それはきっと家族だからこそだよ。」

「月曜日の友達 1」より引用

姉に対してコンプレックスを持っている水谷。
それに対する月野の言葉です。

おそらく、思春期の妹と最近うまくコミュニケーションがとれていない自分も重なっているのでしょう。


あの二人には、たくさん思い出を残してあげたいんだ。

俺はすぐ少ない思い出にひたるんだ。
何度も同じ思い出に繰り返し繰り返しひたるんだ。

するとやがてその思い出が色褪せてきて何も感じなくなっていくんだ。

月野「月曜日の友達 1」より引用

妹や弟に対する月野の思い。


第2巻

amazarashi『月曜日』“Monday” Music Video|マンガ「月曜日の友達」主題歌(YouTube)より引用

君が眩しいよ。
そんな君は何もなくて無価値で弱い人間が何にすがるか考えたことがあるかな。

特別になりたかった。

何でもいい。
一芸でもいい。
人と違えば普通じゃなければ特別になれる。
特別は価値だ。

それが超能力だったんだ。

普通じゃない。
どこにもいない自慢の兄になれるかもしれない。

孤独じゃなく孤高になれるかもしれない。

俺の特別な女の子の気だってひけるかもしれない。

月野「月曜日の友達 2」より引用

第7話にて。
月野が言う「特別な女の子」とは、水谷のことですね。


変わらない景色の中
毎日朝から晩まで労働して稼ぐ。

夜明け前に起き家族の弁当の用意をする。
その余りを朝食にして仕事場に行く。

月の給料が出た日には家族と外食に行く。
大人になればお酒を飲む。

その隙間で娯楽や本に時間を費やす。

そうやって季節を巡り年を刻み過ごしていく。

地味かもしれないが悪くない。

大切なものが傍にあれば。

月野「月曜日の友達 2」より引用

ちょっとネガティブな表現にも思えますが、何気ない日常をどうとらえるかを考えさせてくれる言葉です。


俺は未来が楽しみだよ。

嫌なこともあった。
嬉しいこともあった。

人を思うつらさを味わった。
人に思われる喜びを知った。

外から見れば下らないことでこの世の終わりと落ち込んだ。

そのあとに友達がたったひとりできただけでこの世の全てと戦えると思えるくらい幸いが血潮を沸かした。

これからも出会いや別れ
希望と絶望が入れ替わり繰り返し自分の心を叩き続けるんだろう。

それが生きていくということだと思う。

月野「月曜日の友達 2」より引用

月野の言う嫌なことや落ち込んだこととは、おそらく自分のアイデンティティに関する悩みや家族関係のことでしょう。


生きている限りどんな人間も前に進んでいる。
時間を止めることは決してできない。

その渦中でどういう生き方を選択するかの自由が人生だ。

世界を変えることは人にはできないが、自分が変わることはできる。

それが可能性だ。

全ての可能性を追い求めるだけが人生ではないと思えるようになった。

そう思うんだけど
でもまた欲しいものもたくさんある。
難しいな。

月野「月曜日の友達 2」より引用

「でもまた欲しいものもたくさんある」の「欲しいもの」は、おそらく水谷と一緒に過ごせる未来のこと。


時間は止められなくてもこうして思い出に残すことはできる。

季節の空気や気温が、
音やにおいや体温が、
この肌に触れた感触が、
しおりになって思い出を起こす。

月野「月曜日の友達 2」より引用


君がいつか大人になったときにふと、
時々でももし、この町で働いている俺のことを思い出してくれたなら、
それはどれだけ大きな幸いだろうと思う。

けれどもし君が、

道を歩いている自分の傍に君がいてくれたなら、

それはどれだけ美しいことだろう。

そんなことを夢見てしまうんだ。

月野「月曜日の友達 2」より引用



おわりに

amazarashi『月曜日』“Monday” Music Video|マンガ「月曜日の友達」主題歌(YouTube)より引用

全2巻と読みやすい量ですが、ラストはいろんな解釈ができる味のある作品である「月曜日の友達」。

月野の名言を通して見ると、
自身の未来を見据えて生きている月野にとって、今の「思い出」は非常に大きな意味を持つものであることがわかります。



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