ロゼの名言集(第1~5話)|鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(ハガレン)



レト教にのめり込むロゼ

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode3」(Abema TV)より引用

 アニメの2期であり原作準拠である「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」において、ロゼの名言を挙げていきます。

 アニメオリジナル展開である1期では実質的なヒロインと呼べるほど象徴的な出番が多かったロゼですが、原作準拠の2期では良くも悪くもリオールの住民に落ち着いています。



ロゼの名言集

第3話「邪教の街」

 神を信じ、敬い、感謝と希望に生きる。
 なんと素晴らしいことでしょう。

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode3」(Abema TV)より引用

 恋人を失くし、レト教にのめり込んでいた頃のロゼ。

 1話でさらっと終わりますが、この頃のすがるものを求めるロゼは人の心をよく表していてとても興味深いシーンだと思います。

 エドとロゼの宗教をめぐる会話は、アニメオリジナル展開の1期ではなんとも気まずい空気となりますが、2期では(アルの促しもあり)エドが折れて和やかな雰囲気で終わります。


 生き返るって言ったのよ。
 祈れば叶うって言ったのよ。
 奇跡は起きるって。
 これから私は何にすがって生きていけばいいのよ!?
 教えてよ……

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode3」(Abema TV)より引用

 レト教が詐欺であることを頭ではわかってもなお、すがるものを探してしまうロゼ。

 このやけになった感じが人の本心をどこか表していて、印象的なシーンです。

 第3話はロゼが詐欺の宗教から目が覚める過程を描いています。

 ちなみにレト教が詐欺であることはエドもアルも言っていますが、ロゼの受け止め方がエドとアルで異なっているのも興味深いと思います。

 強い口調で否定するエドに、ロゼは事実を目の前にしてもなんとも受け入れがたい様子。

 一方でアルは自分の境遇にも触れながら、ロゼを頭ごなしに否定することなく寄り添うように語り掛けます。
 これにより一層ロゼはレト教についていい意味で疑うことをできはじめます。

 ロゼがレト教から目を覚ましたのは言わずもがなエルリック兄弟がペテンを暴いたからですが、言葉かけとしてはアルの言葉も大きく貢献したのではないかと思います。



参考資料

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索

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