アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
アルVSバリー・ザ・チョッパー(No.66)
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode8」(Abema TV)より引用
No.66ことバリー・ザ・チョッパーとアルの戦闘。
アルのほうが強いため難なくアルの優勢で進みますが、バリーの言葉によって動揺し、次第に動きが鈍るアル。
「自分の魂は本物なのか?」という問いは一度疑問に思えば確かめる方法もないため、アルにとっては不安で仕方がない概念だと思います。
記憶すらも作られた物という可能性を示すバリーの考えは、「世界五分前仮説」や「水槽の中の脳」にも通ずる考えではないかと思います。
シーンの解説
アルへの問い
バリー「おめぇよ、その兄貴とやらに作られた、鎧人形じゃねぇのか?
元の人間なんてほんとにいるのかよ?」アル「いるに決まってるだろ!
僕は間違いなく、アルフォンス・エルリックという人間だ」バリー「どうしてそう思えるんだ?」
アル「だって、生まれてからの記憶はちゃんとあるもの」
バリー「それも作り物だったらどうするんだよ?」
アル「ウィンリィや、ばっちゃんだって……」
バリー「そりゃあ、あれだ、グルだな。
なぁ、そうなんだよ。お前なんて最初っからいなかったのさ」「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode8」(Abema TV)より引用
アルにとってはものすごく怖いであろう概念を植え付けるバリー。
言葉がその人にとって呪いのようになりうることを表すシーンかと思います。
バリーのアイデンティティ
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殺しが好きで好きでたまんねぇだよ。
我殺すゆえに我あり。
俺が俺である証なんてそれだけで充分さ。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode8」(Abema TV)より引用
「あんたはどうなんだよ」を返すアルに対し、なんともバリーらしい言葉。
警備の一般兵に刃物を投げながら、アルに迷いなく言い放ちます。
ちなみにこのあとロス達が助太刀に入りバリーの腕に発砲。
この発砲がロスのヒューズ殺害容疑に関連していきます。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索