アニメ「炎炎ノ消防隊」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
第8話「ホムラの蟲」レビュー
アニメ「炎炎ノ消防隊」第8話「ホムラの蟲」。
烈火に裏切られるタマキとか、次々蟲を入れられていく人達とか、けっこう観ていて辛い回ですね。
そして個人的には、
前回に引き続きカリムの好感度が上昇中の8話でした。
後輩思い・仲間思い・仕事もさばけるカリム。
あらすじ
第1特殊消防隊の潜入調査を続けるシンラとアーサー。一見、平穏な日が続いていたある朝、第1特殊消防大聖堂に唐突に警報が鳴り響く。5体の“ホムラビト”が同時発生した知らせを受け出動する「第1」にシンラ達も同行するが、現場の新宿でシンラは謎の“蟲”によって人が“ホムラビト”になる瞬間を目撃する。しかも犯人は「第1」の中隊長のローブを着た男。姿を隠した犯人を追ったシンラが追い詰めた先にいたのは――。
炎炎ノ消防隊 第八話 「ホムラの蟲」(GYAO!)より引用
シーンの振り返り
アバン
冒頭は電話ボックスで話す怪しい人物。
そして第8では火華が情報提供。
焔ビトを作る「蟲」の存在を伝えます。
Aパート
第1での研修入隊
本編はまずは研修場面から。
シンラ達を心配し毎朝様子を見に来るヒナワw
食堂でタマキも登場。
そんな中、焔ビトが出現したことで現場に向かいます。
目的どうこうよりさ、
結果人のためになれば、それでいいんじゃねえの?炎炎ノ消防隊 第八話 「ホムラの蟲」(GYAO!)より引用
特殊消防隊になった目的を明確にできないジャガーノートに対し、シンラの優しい言葉。いい言葉ですね。
「蟲」を目撃
そして現場へ。
さすが第1。統率とれてます。
そんな中、「蟲」を目撃したシンラ。
犯人のあとを追います。
そこにいたのはカリムと烈火。
調査するシンラとアーサー
その場ではごまかし、
後ほどこっそり部屋を調査するシンラ達。
どちらかというとアーサーのほうが行動力があるというか覚悟がある様子。
アーサーがけっこうバカキャラじゃないのがかっこいいです。
そしてカリムの部屋で蟲を発見。
そこに本人登場。
カリムいわく、自分も蟲の犯人を追っているとこのことですが、まだまだ真相・真犯人はわからない状況。
そんな中、タマキも何か不穏な動きを。
というかたちで後半に続きます。
Bパート
悲しむカリム
3人で撮った写真を見て悔しさというか悲しさというか、一人感情をあらわにするカリム。
3人は仲が良かったのですね。
その中から裏切り者がいるという状況は辛いですね。
部屋のろうそくの火を使って熱音冷却を起こし、写真を凍らせます。
カリムは種火がないと力を使えない第2世代。
このへんの細かい描写が個人的には好きです。
タマキと烈火
一方、廃墟のような工場内で怪しい動きを見せる烈火。
烈火が犯人だったのですね。
子供の目の前で母親を焔ビトにし、今度は別の子にまた蟲を入れます。
このへんはほんと観ていて辛いシーンです。
烈火に憧れていたタマキ。
タマキの心の声をはさみながら、烈火の暴力がタマキに向くシーンは辛いし、烈火の狂人ぶりが際立ちますね。
シンラ登場!
猫又の炎で居場所を伝えるタマキ。
立てないほどボコボコにされて、しかも相手は憧れていた存在である烈火で、それでも子供達を助けようと炎を出す正義感はさすが特殊消防隊。
そしてシンラが空中から登場。
めっちゃかっこいい。
ほんとヒーローですよね。
タマキの泣き顔から笑顔になる最後のシーンもいいですよね。
おわりに
烈火の狂人ぶりは作者の前作である「ソウルイーター」の「ジャスティン」を彷彿とさせますね。
2人の共通点は、
悪意があるというよりは自分の「正しさ」や「正義」を妄信したサイコパスっぷりで、そこが怖いですよね。
「正義の反対はまた別の正義」なんて表現がありますが、そういう正義の難しさも考えさせられる炎炎ノ消防隊。
その他の記事