アニメ「炎炎ノ消防隊」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第23話「笑顔」レビュー
アニメ「炎炎ノ消防隊」第23話「笑顔」。
展開としてはネザー(地下)から一同が脱出する回ですが、
内容としてはほぼほぼハウメア回ですね。
無邪気に残酷なことを平気でやるハウメアの狂気っぷりがキャラ立ちしていて「魅力のある敵」だなあと。
あらすじ
“アドラリンク”によって、時間を止めたショウに干渉する術を得たシンラ。さらに、絶対的な凍てついた時間の中にいるショウの意識へ“アドラリンク”を通じてシンラの記憶が流れこむ。自身の知らない過去に触れたショウは――。目視不可能な光速の兄弟喧嘩、勃発!
炎炎ノ消防隊 第弐拾参話 「笑顔」(GYAO!)より引用
主なシーンの振り返り
アバン
記憶を取り戻すショウ
伝導者とのアドラリンクにより時間より速く移動できるようになったシンラ。
これによりショウと互角に戦います。
アドラリンクは力の強化だけでなく、精神干渉や共有も起こるので、シンラの思いや記憶がショウの中に流れ込みます。
トラウマによりうまく笑えなくなったシンラ。
回想のカットに一瞬映るハウメア。
ショウが現在の状況に至るのにハウメアも関与していたことが表現されていますね。
そしてついに記憶を取り戻すショウ。
ここまでは2人の精神世界でのやりとり。
そして現実。
限界でありながらもショウを取り戻すため能力を使い続けたシンラ。
ついに制御できず、ショウの刀に突っ込んでしまうかたちに。
そこへハウメアが登場しオープニングへ。
Aパート
再びショウを洗脳するハウメア
記憶を取り戻したショウですが、ハウメアが再び洗脳します。
伝導者一派の目的は、アドラバーストの使い手を8人集めて再び炎の大災害を起こすことであることが、ハウメアから語られます。
ヨナが注意する通り、ハウメアは口が軽いですね。
ハウメアがペラペラと何でも話したのは性格もあるのでしょうが、能力でいつでも人の精神を操れるということへの安心感もあるのかしれません。
ハウメアVS第8
そこへ駆けつける第8。
ヒナワの銃弾はプラズマで防御し、マキの鉄梟は電気系統を狂わせます。
しかし同じプラズマを使うアーサーにはハウメアのプラズマによる干渉が通用しません。
そしてタイムアップ。
それぞれ脱出する伝導者一派と第8。
各々が戦った場所のカットが入り、第8に倒された白装束もそれぞれ逃げていることが表現されています。
つまりアローもアサルトも生きていて、無事脱出できている様子。
そして後半へ。
Bパート
シンラの治療
第8はシンラの治療のため、医療に特化した特殊消防隊である第6に向かいます。
アサコ・アーグ初登場。
アサコ・アーグは第4の大隊長である蒼一郎アーグの孫ですね。
そして第6の大隊長であるカヨコ・ホァンも登場。
炎の力によりシンラを治療します。
蛇は生命力の象徴ですね。
ただ蛇を操る様子は作者の前作であるソウルイーターのメデューサを思い出します。
助かったシンラとバーンズ大隊長の見舞い
ショウがいた地下の暗闇と対比して日中の青空。
こういう演出も細かくて好きです。
そこへ見舞いに来たバーンズ。
シンラの言う通り、別部隊の新人の見舞いとはどう考えても不自然。
そして「過去を知りたければかかってこい」というなんとも体育会系な展開に。
おわりに
全然関係ないのですが、
ハウメアの無邪気で残酷な言動と演出が、どこか別の漫画である「烈火の炎」の世界観を思い出させる今日この頃です。
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