このページは「チ。-地球の運動について-」についてのネタバレを含みますのでご了承ください。
ノヴァクの最期
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
第23話、燃える教会の中で最期を迎えたノヴァク。
アントニの推察により、地動説の弾圧には当時の司教(アントニの父)の私怨が背景にあったとノヴァクは知り、アントニとドゥラカの殺害を試みます。
解説
地動説排他を貫こうとするノヴァク
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
聖書と地動説の考えは矛盾せず、解釈によっては異端思想でないことをアントニは指摘します。
娘を失ってもなお、文字通り生涯を捧げ地動説を排他してきたノヴァク。
地動説の肯定を阻止するため、ノヴァクはアントニを(異端者の仕業とし)殺害します。
すでに教会に大量の酒をまいていたノヴァク。
火をつけ教会を燃やしながら、ドゥラカにもナイフを向けます。
ドゥラカに腹部にナイフを刺したノヴァクですが、ドゥラカの応戦で自身も差されてしまいます。
自分と向き合うノヴァク
チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用
致命傷を受けながらも必死に脱出するドゥラカ。
ノヴァクは燃え盛る教会の中で意識がもうろうとしていきます。
ラファウの幻を通し、自分自身の内面と対話するノヴァク。
ラファウが処刑された当時、その罪悪感を見て見ぬふりしていた自分を振り返ります。
そして、一瞬目に入った、異端解放戦線の組織長が我が娘ヨレンタだったのではないかという疑問と向き合います。
組織長の腕と、娘の形見の手袋を合わせ、サイズが合ったことで自爆した組織長がヨレンタであったことを悟るノヴァク。
燃え盛る教会の中で、ノヴァクは娘の腕を抱きかかえながら神に娘の幸福を祈りながら最期を迎えます。
ノヴァクの言う通り、本作においてノヴァクはどちらかと言えば「悪役」だったわけですが、同時に敬虔な信者であったノヴァク。