ドゥラカの最期・死亡シーン|チ。-地球の運動について-

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ドゥラカの最期

チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用

 ドゥラカはノヴァクとの交戦で致命傷を負い、教会から脱出はするものの道中で力尽き第23話で死亡します。

 本の出版はできずその利益も享受できなかったドゥラカですが、ヨレンタの手紙を伝書鳩に託し、トラウマであった朝日を克服。

 最後は(まるでシュミットが朝日を浴び生きることを感じていたように)朝日の中で感動を抱きながら命を終えます。



解説

ノヴァクに命を狙われるドゥラカ

チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用

チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用

 アントニ・ドゥラカとの対話の後、地動説を受け入れることができず暴走するノヴァク。

 アントニを殺害し、ドゥラカの腹部にもナイフを突きつけます。

 必死に抵抗しドゥラカも応戦。
 意識朦朧とするノヴァクを背中に、燃え盛る教会からドゥラカは脱出します。


伝書鳩に手紙を託し、力尽きるドゥラカ

チ。 ―地球の運動について― 第23話 同じ時代を作った仲間(ABEMA)より引用

 教会から脱出し、ある程度距離が離れたと思しき丘で腰を下ろすドゥラカ。

 アントニから預かった伝書鳩を使い、ヨレンタの手紙を運ばせます。

 腹部の出血は大量であり、自身の死を悟るドゥラカ。

 道半ばの死を受け入れることができない中で、ちょうど朝日が昇ります。

 自分の信念(金を稼ぐ)を貫く過程で、ヨレンタやシュミットの思想の影響も受けたドゥラカ。
 形見である父の布やお金を手放したり、ヨレンタの思いを引き継いだり、他者の考えを吸収し変化(成長)したと言えるでしょう。

 そして最期、シュミットが願っていたように、自然の美しさである朝日を浴びながら、おそらく感動の涙を流すドゥラカ。

 ドゥラカの信念は達成されなかったかもしれませんが、それでも必死に生きたことでこの世に感動をもって最期を迎えることができます。



参考資料

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