赤城郁実の2つの世界と思春期症候群の解説|青春ブタ野郎

 「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」をはじめ、青春ブタ野郎シリーズに関するページです。

 適宜ネタバレを含みますのでご了承ください。




2つの世界の赤城郁実

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第4話 正義の味方(ABEMA)より引用

 赤城は思春期症候群により、別の世界の自分と入れ替わってしまいます。

 別の世界とは、咲太と赤城が同じ高校に通う世界線であり、「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」にて咲太が迷い込んだ世界です。

 このページでは仮に、本作が描く本来の世界線を世界A、そこに本来存在する赤城を赤城A。
 咲太・赤城が同じ高校に通う世界を世界B、そこに存在する赤城を赤城Bとして、2つの世界の赤城について考えます。



解説

世界A(本作が描く本来の世界)

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第5話 不協和音(ABEMA)より引用

 本作が現在の時間軸で描く世界線は、「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」にて翔子・咲太・麻衣のいずれもが助かるように改変された世界です。

 この世界では赤城は咲太と中学は同じ、高校は異なり、大学は同じということになります。
 また高校の頃は年上の元彼「高坂誠一」と同棲のような生活を一時期送っています。

 後述する世界Bに本来存在していた赤城は、中学のことを引きずり思春期症候群を発症。
 この世界Aに迷い込みます。

 つまりアニメ「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」の第1話から第7話中盤までの赤城は、この世界に迷い込んだ世界Bの赤城ということになります。


世界B(咲太・赤城が同じ高校に通う世界)

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない 第7話 ヒルベルト空間の彼方から(ABEMA)より引用

 冒頭で述べた通り、世界Bは「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」にて咲太が迷い込んだ世界です。

 この世界では咲太と赤城は同じ高校に通いますが、赤城は大学受験に失敗し浪人します。

 この世界線の咲太は花楓のいじめ問題を自力で解決しており、家庭環境も崩壊せず、麻衣や双葉・国見との関係も維持されています。
 つまり自分の力で家族・友人・恋人の関係を築いた「できのいい」咲太となっています。
 これが赤城の後悔をいっそう強いものとします。

 世界Aの赤城はこの世界Bに迷い込んでいましたが、第7話の同窓会シーンで世界Aに戻ります。
 そして同窓会後の咲太との対話により自分と向き合うことができます。



本編の解説

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参考資料

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