10年ちょっとのブランクを経て放送が開始した、ゾイドの新シリーズ「ゾイドワイルド」。
今日はゾイドワイルドと今までのゾイドの違いについてです。
1. ゾイドワイルドと今までのゾイドの違い
今までのゾイドと比べて、ゾイドワイルドの違いは、
・コックピットがない
・操縦するのではなく、ゾイドの跨って乗りこなす
・コックピットではなく跨って乗るので、今までのゾイドよりサイズが小さい
・重火器が少なく、白兵戦が主
・「ワイルドブラスト」というそれぞれの必殺技がある
・物語の舞台は地球。
・ゾイドは地中から発掘されて人間の手で復活させるもの
といった感じです。
以下、もう少し詳しく。
2. ゾイドのアニメの種類
ゾイドの歴史は大きくは3つに分かれます。
【第1期】
アニメがなく玩具のみの展開である1980年代。
【第2期】
複数のシリーズでアニメ化がされた1999年から2006年頃。
【第3期】
2018年からの「ゾイドワイルド」のシリーズ。
つまりゾイドのアニメの歴史はゾイドという玩具展開の中での2~3期あたるわけです。
さらに第2期に関しては、
・ゾイド-ZOIDS-
・ゾイド新世紀スラッシュゼロ
・ゾイドフューザーズ
・ゾイドジェネシス
と4つのシリーズがあり、それぞれ設定や世界観が異なります。
しかしながら、
4つのシリーズの違い以上に、ゾイドワイルドのゾイドの違いは大きいです。
3. ゾイドとゾイドワイルドの違いと特徴
今までのゾイド
ゾイドというコンテンツの始まりである第1期。
第1期の設定や世界観を最も再現したのが最初のアニメである「ゾイド-ZOIDS-」です。
以後、世界観や細かな設定は変わりながらも、共通した部分も多々ある状態でゾイドのアニメはシリーズ化されます。
このように考えると、
ゾイドのアニメを知る上では「ゾイド-ZOIDS-」の設定や世界観が最も基礎となり参考になるでしょう。
「ゾイド-ZOIDS-」においてゾイドは、
地球とは別の惑星に生息する生命体である。
ゾイドは金属生命体であり、最強の兵器である。
白兵戦用の武器や重火器を装備し、コックピットがあり人間が乗り込む。
ゾイドは元々、自然の中に生息している。
野生のゾイドを捕獲したり培養したりして、これらを改造して人が乗り込むゾイドができあがる。
などです。
ゾイドワイルドのゾイド
一方で、ゾイドワイルドの設定や世界観は以下のような感じ。
ゾイドは地中から発掘される。
落雷などで偶然復活する場合もあるが、基本は野生では存在せず復活には人の力が必要。
ゾイドは人間と絆を結ぶことで、「ワイルドブラスト」という必殺技を出せる。
ゾイドにコックピットはない。
基本的に爪や牙で戦う。
4. まとめ
以上のように、
旧来のゾイドは人がコックピットに乗り込み重火器を使って戦うという兵器としての感じが強いのに対し、
ゾイドワイルドのゾイドは生き物と人が連携するといった乗馬に近い感覚があります。
一方で、旧来のゾイドは野生に存在しているのですが、ゾイドワイルドのゾイドは「発掘」という過程を踏まないと生まれてこない特別な存在になっています。
ゾイドワイルドのアニメ中でも、ゾイドを村人が珍しがったり怖がったりするシーンがあります。
旧来のアニメではゾイドは兵器でありながら生物としても人々に身近な存在です。
一方で、
ゾイドワイルドのゾイドは、ゾイド乗りの人からしたらゾイドはより生物としてのパートナーに近い反面、ゾイド乗り以外の人には非日常で馴染みのない存在になっています。