このページはアニメ「チ。-地球の運動について-」のネタバレを含んだ上での解説です。ご了承ください。
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「チ。」第15話の解説
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
アニメ「チ。-地球の運動について-」の第15話、「私の、番なのか?」。
クラボフスキがバデーニの手紙を読み、地動説が首の皮一枚でつながる回です。
サブタイトルの「私の、番なのか?」は、視聴者目線では明らかにヨレンタが次を担うのかと思わせておいて、(これまではちょい役だった)クラボフスキがその番を担います。
いい意味で期待を裏切る第15話。
解説
処刑扱いのヨレンタ
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
独断を行ったシモンが燃やされ、それをヨレンタと見せかけるアントニ。
これにノヴァクは絶望します。
わざわざ形見として手袋を渡し、なかなかのアントニのゲスっぷり。
幼少期のヨレンタ
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
初登場時から印象的であったヨレンタの手袋。
第15話の回想にてその手袋の経緯が描かれます。
幼少期から勤勉であったヨレンタに、寒くても勉強ができるよう手袋をプレゼントするノヴァク。
しかし手違いでサイズが大きすぎることに。
ノヴァクの葛藤
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
念願の手袋が手に合わず、思わず神様が悪いといった表現をしてしまうヨレンタ。
これに対してノヴァクは叱責しますが、子供に寄り添うことと信仰の間でノヴァクの心は揺れ動きます。
日常場面の回想シーンではありますが、非情に興味深いシーン。
バデーニが彫った刺青
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
貧民の頭部にオクジーの本の内容を刺青で残していたバデーニ。
なかなかサイコパスな手法ですが、「資料が隠せる」「もしものときがあれば顕在化」という目的を達成するためには確かに合理的。
(一人でも病気などで命を落としたらどうするんだというリスクはありますが)
これをクラボフスキが目の当たりにし、バデーニの思い(オクジーの感動)を継ぐことになります。
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