このページは「チ。-地球の運動について-」についてのネタバレを含みますのでご了承ください。
シモンの最期
チ。 ―地球の運動について― 第14話 今日のこの空は(ABEMA)より引用
新人の異端審問官で、ノヴァクが教育係を担当した「シモン」。
本編で名前は呼称されませんが、エンディングのクレジットで名前が確認できます。
シモンは第14話で自身の正義感からヨレンタを逃がし、これにより第15話で死亡します。
解説
経緯
チ。 ―地球の運動について― 第14話 今日のこの空は(ABEMA)より引用
バデーニ・オクジーが異端研究をやっていた関係から、近しい人物であったヨレンタにも疑いがかかります。
そもそも拷問に乗り気でないシモンとレフは、早々にヨレンタを解放しようとしますが、利害関係があるアントニはそれを許しません。
ヨレンタの罪を確定させ、その父親であるノヴァクの地位を落とそうと企みます。
この企みを偶然聞いたシモン。
元々異端審問官の仕事に迷いがあったことも影響したのか、自身の信仰・正義感に従いヨレンタを逃がします。
最期
チ。 ―地球の運動について― 第15話 私の、番なのか?(ABEMA)より引用
細かなシーンは省かれていますが、おそらくはヨレンタを逃がした自身の思いを正直に話し、当然ながらアントニから非難を受けるシモン。
シモンは袋叩きにあい、それどころかヨレンタの身代わりとして殺されてしまいます。
炎の中で誰が焼かれているか判別がつかない状態で、自身の娘が処刑されたと思うノヴァク。
そこへ白々しく、アントニはノヴァクの悲しみに寄り添います。
視聴者目線だとなんとも腹が立つ展開です。
ちなみにアントニはこのときヨレンタの手袋を形見としてノヴァクに渡します。
この手袋は後のキーアイテムとなり、また(最終章の解釈によっては)自身の信仰を貫いて死んだシモンの存在は、同期であったレフに影響を与えたと考えられます。