アニメ「【推しの子】」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
瞳の星が消えたアクア
第21話「カイホウ」にて、(異母兄弟の)姫川大輝の両親はすでに心中していることがわかり、復讐の対象を見失ったアクア。
普通の幸せな人生を歩むことに対して自分を許すことができ、呪縛から解き放たれるように瞳の中の星が消えます。
星が消えた様子はアイの復讐から解放されたというポジティブなもののように見えますが、一方でアイから引き継いだ特異性を失ったという少し切ない展開にも思えます。
シーンの解説
アクアのことが気がかりな有馬かな
アクアが(あかねではなく)姫川大輝と居たことに安心する有馬かな。
飲み会でいなくなったタイミングが同じであったため、アクアとあかねの関係を心配していた様子。
おそらく飲み会で饒舌になってアクアを見失い、後からアクアとあかねがいないことに気づいて、2人の関係が心配で寝れなかったのでしょう。
そういう右往左往しているところがかならしいなぁと思います。
加えて、あかねからも帰りを心配するラインが。
かなやあかねの連絡は、「これから自分は幸せに生きていいんだ」というアクアの気持ちを後押しすることになります。
復讐の相手がいなくなり戸惑うアクア
いいのかな……
もう、いいのかな……
自由に、なって。
普通に、幸せになっても……【推しの子】 | 第2期 第21話 カイホウ(ABEMA)より引用
復讐の対象がこの世におらず、戸惑うアクア。
しかしどちらかと言えば復讐から解放されることを心の底では望んでいるようにも見えます。
アクアにとって「復讐をしなくていい」と自分を許せる大義名分のようなものが心の底では欲しかったのかもしれません。
アクアにとって復讐は強迫観念のようなもので、非常に辛いものであったことがうかがえます。
瞳の星が消えるアクア
パジャマ姿が印象的な第21話のルビー。朝帰りの兄を心配しますがいつも通り言動は明るく純粋。
明かりが点いていない薄暗い位置に居るルビーと、朝日で明るく照らされた窓際に居るアクア。
未だにアイを思うルビーと復讐から解放されたアクアを表しているようでもあります。
そして右目の星が消えるアクア。
サブタイトル通り復讐から「解放」されたようです。
一方で闇がなくなり「普通の」人となり、ある意味でアイから受け継いだスター性がなくなった(才能を失った)ようにも見えます。
本編の解説
参考資料