小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
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不登校になった理由
映画「かがみの孤城」において孤城に集まった7人は「校区の中学校に通えていない」という共通点があります。
そしてリオンを除く6人はいわゆる「不登校」であり、それぞれが心に複雑な葛藤や傷を抱えています。
以下、登場人物達の不登校の理由を見ていきます。
解説
スバル(長久昴)
おそらくは両親の目が行き届いていない家庭環境が不登校の一因ではないかと考えられるスバル。
スバルが学校に行けていない理由は作中ではっきりとは語られません。
しかし祖父の家で暮らし、両親からやや放置された生活を送っていたと思しきスバル。
アキ(井上晶子)
こころ(安西こころ)
同級生(真田美織)からのいじめが原因で不登校となったこころ。
学校に行こうとするとお腹が痛くなるという身体症状まで表れます。
リオン(水守理音)
リオンはハワイに(サッカーの)留学しているため不登校ではありません。
しかしその背景には母親が娘(リオンの姉)の死について心の整理ができていない状況が関連しています。
娘の死の悲しみに心を奪われ、息子(リオン)との関係に目を向けることができていないリオンの母。
リオンのサッカー留学は、自分から息子を遠ざけるある意味での逃避行動の1つとも言えます。
マサムネ(政宗青澄)
フウカ(長谷川風歌)
過度の英才教育から学校での居場所を失くし、不登校となったフウカ。
母親がピアノのレッスンに固執するあまり、学校を休みフウカは次第に学校での人間関係を築けなくなっていきます。
加えてコンクールをはじめ肝心のピアノの方も結果が伴わず、フウカは次第に追い詰められてしまいます。
ウレシノ(嬉野遥)