小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
リオンとこころは付き合ったのか?
「かがみの孤城」は(原作では特に)登場人物それぞれにフォーカスが当たる物語ですが、映画では尺の関係もあって「こころ」と「リオン」の視点が目立ちます。
このためこころとリオンがヒロインあるいは主人公的で、ゆえに2人の恋愛関係の発展も期待してしまう演出だなぁと思います。
映画内では言及されないものの前後の文脈を汲むと、リオンとこころは付き合ったあるいはそれに近い関係にその後なったのではないかと考えられます。
解説
本編でのリオンとこころ
恋愛がらみの人間関係で真田美織から目を付けられ、いじめに遭い不登校となったこころ。
その後は(他の孤城の女子メンバー同様)ウレシノに好意を寄せられたりと、なかなか恋愛に自信を持ちにくい経験をしていきます。
そんな中、リオンとの会話は比較的異性を意識したやりとりの様子がうかがえます。
しかしこころとリオンの関係性は本編では大きく進展することなく、孤城の最後の日を迎えます。
そしてラストシーン。
学校に再び通い始めるこころを通学路で待ち伏せするリオン。
2人に恋愛関係の親密さはこの時点ではうかがえませんが、孤城の外では初対面である2人が、今後現実世界で交友を深めていく展開が予想できます。
その後のリオンとこころ
リオンとこころの関係性の進展は本編ではなく、登場人物のその後を描いた入場特典のポストカードからうかがえます。
自分が通っていたフリースクールにリオンを連れていくこころ。
「俺も行ってみたい」というタイトル通り、リオンの意思によるものでしょうが、少なくともこころはそれを受け入れるほどリオンに心を開いています。
さらに「今日、うち来てよ」にて、リオンもこころを自分の家に招き、ミオが好きだったドールハウスを見せます。
本編では内気なこころに爽やかなリオンが接するどちらかというとこころがリオンに憧れている節があった2人の関係ですが、その後はむしろリオンが積極的に距離を縮めている様子が見えます。
そして「そんな奇跡は、ちゃんと起きた」。
フードコートと思しき場所で2人でハンバーガーを食べているこころとリオン。
日常的となった親密さが感じられ、恋愛関係になってすでに時間が経過している、あるいはそれに近い親密さであることが予想できます。
かがみの孤城のその後