小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
かがみの孤城は小説と映画どっちがいいか?
考えは人それぞれなのであくまで個人的にですが、
初めて「かがみの孤城」を観るなら映画(アニメ)がおすすめです。
これは小説がつまらないという意味ではなく、映画から見たほうが楽しみやすいという意味です。
かがみの孤城の映画はおおむね原作である小説準拠で、尺に合わせた話のカットにて構成されています。
このため小説を読んで映画を観るより、映画を観て小説を読んだ方が新鮮さもあってどちらも楽しめると思います。
そして時間的にどちらかだけ見たい場合は、ストーリーを効率よく網羅した映画のほうが効率がいいと言えるでしょう。
解説
かがみの孤城のコンテンツの種類
かがみの孤城は小説を原作とした作品です。
そして原作をベースに漫画化やアニメ映画化などがされています。
かがみの孤城の映画はおおむね原作である小説に準拠しており、世界観を大きく変えるようなオリジナル設定・改変などはありません。(オリジナルの演出がまったくないわけではありませんが)
基本的には上下巻ある小説を1本の映画に収めるための尺の工夫に注力されています。
このため映画は原作と比べると端折られた部分はありますが、内容としては小説と同じものになります。
おすすめの見方
映画だと尺の関係でこころを中心に物語が描かれますが、小説だと7人の状況や心情をもっと深く掘り下げて描かれています。
このため映画を観た後に小説を見ると、同じ物語でありながら新たな発見などがあり新鮮に楽しむことができるでしょう。
逆に小説を読んだあとに映画を観ると、作品に思い入れが強いほど「あのシーンがない」という物足りなさが気になるかもしれません。
かがみの孤城は尺の関係で原作の描写を多数カットしています。
しかし物語としてのまとまりはよく、下手な改変もなく、完成度が高い映画だと思います。
ですので「あのシーンがない」という物足りなさで本作を評価してしまうのはいささかもったいない気がします。
すでに原作を読んでしまった人はしょうがないですが、小説と映画、どちらから見るか選べる人であれば、本作に期待している人ほど映画から入ったほうがいいかもしれません。