小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
「かがみの孤城」のネタバレと結末
孤城が「狼と7匹の子ヤギ」をモチーフにしていることに気づいたこころは、時計の中から鍵を見つけ出し、願い事により狼に食べられたアキを含む6人を助け出すことに成功します。
鏡の孤城に選ばれた7人は、それぞれが生まれた時代が違う同じ中学の不登校児(リオンは留学のため行きたくても行けない)であることが判明。
そして「オオカミさま」と自称する少女は、幼くして亡くなったリオンの姉であることがわかります。
鏡の中の孤城は姉がリオンのために生み出した場所であり、孤城での経験を経て精神的に成長した7人は、現実世界に自分の居場所を見出していきます。
物語の流れと伏線の概略
かがみの孤城のあらすじ
- 城のどこかにある鍵を見つけると、願いを1つ叶えることができる
- 願いを叶えると孤城での記憶は消えてしまう(願いを叶えなくても孤城が存在するのは3月30日まで)
- 城で過ごせるのは9時から17時まで、これ以外の時間にいると狼に食べられてしまう。
上記のようなルール・世界観で7人の孤城での日々は始まります。
謎解き要素を絡めながら不登校であるこころ達の心が描写されていき、打ち解ける中で徐々に7人のバックボーンや孤城の謎が明らかになっていきます。
アキのネタバレ
アキは義父の性的虐待が最終的な決め手となり、現実世界に居場所を見出せず孤城の門限を過ぎても引きこもってしまいます。
これにより同時刻にいなかったこころを除く6人は狼に食べられることとなります。
その後、冒頭で述べたようにアキ達はこころに助けられます。
孤城での記憶は消えてしまいますが、これがきっかけとなり精神的に成長したアキは、大人になって(おそらく同じ境遇の子達の力になるため)フリースクールの先生になります。
こころが通うフリースクールの喜多嶋先生は、結婚して姓が変わったアキだったわけです。
孤城に集った7人はみな雪科第五中学校の生徒ですが、別々の時代から来ています。
このためこころやウレシノ、マサムネは同じフリースクール「心の教室」に通っていますが、それぞれ年齢が違う喜多嶋に会っています。
7人の記憶は消えてしまったのか?