「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
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ARブーメランズVSビクトリーズ
通して見ると、ブーメランズが策に溺れている印象がある第7話のARブーメランズ戦。
第7話のレースは藤吉がアンカーで勝利する藤吉にとっておいしい回ですが、たまみ先生と初登場のネイティブサンが全体の印象を持って行った感あがあります。
シーンの解説
藤吉の成長
以前から体力不足が描写されていた藤吉。
たまみ先生のランニングを通して体力面と精神面が成長したことが今回の勝利に貢献したと言えます。
インラインローラーでミニ四駆についていくだけなので、そもそも体力は関係なさそうな世界グランプリ。
ただ、もう少し好意的に見れば、体力に余裕がないとマシンのピット作業やもしもの対応時に冷静な判断ができないかもしれません。
そういう意味では選手のフィジカルも大切です。
日本開催を懸けたアストロレンジャーズとの親善レースでは、藤吉が一番ばてている様子がありました。
また、ツインモーターなど「楽して勝とう」というスタンスが何かと裏目に出ることが多い藤吉。
第7話は地味に藤吉の選手としての成長回と言えます。
ブーメランズの作戦
ブーメランズの作戦にツッコミどころが多い気がする第7話。
ブーメランズはソーラーパネルを積んでいるため、電池の消耗を気にせず走ることができます。
このため、マシンを交代せず最高速を維持した状態で長距離を走れます。
ブーメランズはアトミックモーターを採用していませんので、この時点ではマシンスペックはビクトリーズが上。
しかしソーラーパネルによる消耗しないエネルギーと、マシンを交代しない作戦でスペック差を埋めます。
ワイパーをバッテリーで動かすネイティブサン
しかしながら、ソーラーパネルの性能の維持のため、バッテリーを積んでワイパーを動かします。
これによりネイティブサンは結局バッテリーを気にして走ることになります。
それだったら最初からマシンを5台準備して、ワイパーを常に動かして走らせてもよかった気がします。
一度ビクトリーズを抜いてしまえばソーラーパネルが汚れるリスクは減りますし、ビクトリーズは各マシンとも後半バッテリーが落ちることは明白です。
どうしても「策士策に溺れる」感じが否めなかったブーメランズ。
それでもブーメランズを肯定的に見るのであれば、マシン交代を入れてしまうとビクトリーズとのスペック差を埋められなかったのかもしれません。
後の子供の日回で言及されますが、ネイティブサンは耐久力はありますが立ち上がりに時間がかかり、マシン交代はビクトリーズ以上にタイムロスする要因だったのかもしれません。
本編
補足記事