アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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やられ役もいい仕事をするゾイドワイルドゼロ
量産型の小型ゾイドが大群で押し寄せ、それを主人公勢がなぎ払うのはシリーズ全体と通しておなじみの演出です。
ゾイドワイルドゼロでは小型ゾイドに加えジャミンガもいるので、そういう演出がやりやすそうですね。
一方で、数が多ければちゃんとライジングライガーなども苦戦している様子がリアルでいいですね。
ある程度、
主人公が最強ではないリアルな設定のアニメは見ていておもしろいです。
ゾイドワイルドゼロの演出と初代ゾイドおよびスラッシュゼロの共通点を見ていきます。
ゾイドワイルドゼロのゾイドと旧シリーズを比較
第31話「皇帝陛下を救出せよ」
キルサイスの爆弾は玩具のゼンマイを巻くパーツも兼ねています。
ゼンマイを巻くパーツを武器に見立てたのは、旧シリーズにおけるガンスナイパー・レブラプターなど2000年代のシリーズからです。
シート席を設けて二人乗りができる、複座式のスナイプテラ。
口の中が座席になっている翼竜型ゾイドは、旧シリーズのストームソーダーと一緒ですね。
第32話「反乱者たち」
反乱により地位を失い、新たに真帝国を旗揚げしたシーガル。
初代アニメのプロイツェンを思い出させます。
第33話「壊滅へのカウントダウン」
惑星Ziが滅び、地球へ移民したボーマン博士達。
しかし反乱分子によるトラブルで、博士が作った装置がタイムスリップし過去の地球へ降り注ぎます。
それにより過去の地球は滅び、地球人は装置のテクノロジーを活用して宇宙へ脱出します。
惑星Ziは移民してきた地球人により科学技術が飛躍的に発展し、ゾイドの兵器かが進んだというのはシリーズ全体の共通の歴史です。
第33話はなぜ地球人がそこまでの技術を持っていたのかを暗に示す展開ですね。
過去の地球人が過去の惑星Ziに降り立ったということを示唆する非常におもしろい伏線です。
第34話「音速の貴公獣!疾風のハンターウルフ!」
オオカミ型ゾイドのハンターウルフ。
旧シリーズのコマンドウルフやケーニッヒウルフを思い出させます。
第35話「狙われた真帝国基地」
霧の中から登場するゼロファントス。
機体としても演出としても旧シリーズのエレファンダーに通じるものがあります。
おわりに
物語はリジェネレーションキューブの争奪戦に焦点が当てられ、帝国・共和国の共闘が目立ってきています。
リュックの声優は初代アニメ主人公バン・フライハイトと同じ人なので、
リュックとレオの共闘は胸が熱いものがありますね。
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